蛍光ペンの交差点

"科学と技術に支えられ、夢を語る人になる"

WikipediaをVoiceOverしやすくするブックマークレット

僕は視力が悪いため、目を酷使せずにパソコンからずっと情報を得続けることはできないかという関心を常日頃抱いている。

一日に活動していて、「目が痛くてこれ以上見ていられない」「頭が痛くてこれ以上考えられない」という理由で学習を終えることが多い。しかし、目を利用せずに、頭が痛くならない程度の情報であれば摂取を継続できるはずだ。

 

ところで、Mac OSiOSにはVoiceOverと呼ばれる機能がある。日本語版のWikipediaによれば、「VoiceOverとはアップルMac OS XiOSiPodに内蔵されているスクリーンリーダーである」とのことだ。スクリーンリーダーとは「コンピュータの画面読み上げソフトウェア」らしい。これを今回の目的に転用できないか。

 

試しに、iOS端末でWikipediaを読む時に、VoiceOver機能が快適に作動するためのWebブックマークレットを5分ほどでザザッと試作してみた。以下に掲載する。iPhoneSafariのブックマークに登録して実行してみると、英語版Wikipediaでは、リンク/斜体/太字になっているところで音声が切れてしまうのが継続して音声再生されるようになることを確認した。段落ごとに再生される。

 

javascript:var aa = $("a"); for(var i =0; i < aa.length; i++) { aa[i].outerHTML = aa[i].innerHTML }; var bb = $("i"); for(var i =0; i < bb.length; i++) { bb[i].outerHTML = bb[i].innerHTML }; var cc = $("b"); for(var i =0; i < cc.length; i++) { cc[i].outerHTML = cc[i].innerHTML }

 

僕はWikipediaの項目をたまに読んで寝るのだが、スマホの画面を寝る直前に見るのは睡眠にとってよくないらしい。VoiceOverを使うことで、いわば「お母さんが寝る前にしてくれるお話、むかしむかしあるところに…」の役割をWikipediaの各ページが代替品として果たしてくれないか、今夜から試してみることにする。