蛍光ペンの交差点

"科学と技術に支えられ、夢を語る人になる"

あなたはどうあんぱんを買うか:問題解決のケーススタディ

 

「おーい、あんぱん買ってきてー」

 

  • 広告代理店のAくんの場合:
    (生協の購買部に着いて)「うーん、この棚は取れてないか。仕方ない、別の店を探そう」

  • 大手ネットベンチャーのBさんの場合:
    「まずメンバー全員のスケジュールをシェアして公平にアサインしよっか」

  • 気遣いができるCちゃんの場合:
    「飲み物も買ってきました。麦茶と烏龍茶どっちにしますか?」

  • きちんとタスクはこなせるのに声が小さいDくん:
    つぶあんとこしあん両方買ってきました…

  • 幹部候補採用のEくんの場合:
    「私、駄菓子は食べないので」

  • コンサルのFくんの場合:
    「つぶあんか、こしあんか。答えはその間にあります」

  • 院進を決めたGくんの場合:
    「俺はクリームパンがいい」

  • 起業家のHくんの場合:
    「もうすぐ昼ごはんだし俺が作ろうか?」

  • 公衆衛生学者志望のIくんの場合:
    「菓子パンが体にいいなんてエビデンスはないんだけどなぁー、」

  • 体育会系出身のゴツいJくんの場合:
    「30コ買ってきました」

  • エンジニア志望のKくんの場合:
    「あんぱんを注文できるアプリ作りました。
        クリームパン?クリームパンは仕様にないので注文できません」

  • バイサイドアナリストのLくんの場合:
    「なるほど、人件費無料で食材を調達できる…めっちゃいい、めっちゃいい」

  • 漫才好きのMくんの場合::
    「あんぱん買いに行かせるとか、お前は漫画かって話ですよ」

  • 小説家志望のOくんの場合:
    「あんぱんを買いに行く、難しいタスクだよね。でも能力ではなく可能性を信じる」

  • 数学者のPくんの場合:
    位相幾何学的にはあんぱんとクリームパンは同じなので、クリームパン買ってきました」
  • あんぱんを買いに行くと見せかけてサークルに勧誘してくるQくんの場合:
    「このあんぱん1つ取っても、包装の色をどうするかだとか、あんぱんの直径サイズをどうするかとか、いろんな意思決定があった上で僕たち消費者のもとに届いているんですよ。そしてそういう企業の意思決定の方法を学ぶことが、自分の人生を自分で切り開いていくうえでまたとない経験の機会になるんだよね。そういうことをしているサークルがこの大学にもあるんだけど、知ってる?」

  • 経済雑誌記者のRくんの場合:
    「普通に買えばいいだろ!」