蛍光ペンの交差点

"科学と技術に支えられ、夢を語る人になる"

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

推論機構と真実 (3) 既知、洞察、未知の計算量に潜むPower Law

推論機構と真実 (2) 「バカ」のモデル化の可能性と意義

以前の記事(「推論機構と真実 (1)隠れたバグか、隠れた真実か」)で述べたことを、誰もが生きる上で避けられない大問題に即して考えてみる。それは、「バカ」のモデル化である。経済学は、「合理的な行動をする主体」として、人間や投資アルゴリズムを定式化…

推論機構と真実

自分の学部時代の経験において、ひとつ忘れられない出来事がある。 その日は所属学科の卒論発表会だった。発表者が準備を済ませ、発表時間になった段階でも、卒論審査役の一人の教授が場に現れない。 発表者の指導教授が電話すると、彼はまだ研究室に居た。…

価値観の共同体:大学と企業の違い

最近考えたことを書きつけておく。 大学と企業の最も顕著な違いは何だろうか? 大学の最大目的は新知識の創造で、企業の最大目的は利益追求だ。 もちろんどちらもそれだけではないけれど、例えば大学は新知識の創造には至らずとも体系だった知識をほぼ自力で…